介護職の自分が、なぜITエンジニアになれたのか
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私はもともと、デイサービスで働くヘルパーでした。
4年間、介護の仕事をしていました。
利用者さんと話すのは楽しかったし、「ありがとう」と言ってもらえる仕事にやりがいも感じていました。
ただ、体はかなりきつかったです。
毎週整体に通って、なんとか仕事を続けていました。
そして転機になったのが、自身の結婚でした。
このまま介護職を続けていて、将来ちゃんと生活していけるのか。
給料は大きく上がるイメージが持てませんでした。
そこで私は、「まずは収入を上げないといけない」と思い、営業職へ転職しました。
コピー機営業で感じた限界
次に入ったのは、コピー機の営業会社でした。
毎日テレアポ。
アポイントを取って、訪問して、契約を取る。
でも、たとえ実績を出しても、翌日にはまたゼロから電話をかけ続ける日々です。
精神的にもかなりきつく、私は3ヶ月で退職しました。
「自分には向いていない」
そう感じました。
未経験でSES会社へ
その後、知人の知人が経営する小さなSES会社へ転職しました。
社員10数人ほどの小さな会社です。
当然、IT業界は完全未経験。
プログラミングなんて一度も触ったことがありませんでした。
HTML? CSS? PHP?
何それ?という状態からのスタートです。
最初は、HTML・CSS・JavaScript・PHPを勉強しました。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
とはいえ、ちゃんとした研修なんてありません。
ほぼ独学です。
自社サイトの簡単な修正を少し手伝いながら、社長から渡される無茶振りのようなプログラミング課題を、ひたすら進める毎日でした。
正直、かなり大変でした。
でも、少しずつ「自分で作ったものが動く」という感覚が面白くなっていきました。
最初は「テキストファイル」で動くシステムだった
当時の私は、データベースの知識もありませんでした。
それでも、自分でレンタルサーバーを契約して、PHPを動かしてみました。
最初に作ったのは、データベースを使わず、テキストファイルに保存するだけの簡単なシステムです。
- フォーム入力
- テキスト保存
- 一覧表示
今思えば、とてもシンプルなものでした。
でも、「自分で作ったものがインターネット上で動く」という経験は大きかったです。
そして、そのシステムが後々、自分のポートフォリオになります。
「この会社にいてはいけない」と思った出来事
ある日、会社で忘れられない出来事がありました。
20代の先輩社員が、客先常駐先でかなりつらい状態になっていました。
社長とその先輩が電話していたのですが、なぜかスピーカーONになっていて、会話がオフィス中に聞こえてしまっていたんです。
私はその会話を聞いていて、違和感を覚えました。
社長は、その社員の体調やメンタルよりも、「案件がどうなるか」「契約がどうなるか」を心配していたからです。
その瞬間、「この会社に長くいてはいけない」と感じました。
経験1年の転職活動は厳しかった
そこから転職活動を始めました。
でも現実は厳しかったです。
- プログラミング経験1年
- 実務経験も浅い
- 書類選考が通らない
当然、書類選考はなかなか通りません。
そんな中、あるWEB制作・メディア運営会社から、書類選考の際に「ポートフォリオはありますか?」と聞かれました。
私は、レンタルサーバー上で動かしていた、あの「テキストファイルで保存する簡単なシステム」を提出しました。
正直、自信はありませんでした。
でも結果的に、その会社から採用をいただきました。
👉 知人の紹介ではなく、自分の力で転職できた瞬間でした。
気づけばエンジニア8年目になっていた
そして2026年現在、私はITエンジニア8年目です。
現在はWEB制作会社のシステム部署で働いています。
仕事内容は、実装だけではありません。
- 顧客との打ち合わせ
- 見積作成
- 案件管理
- 実装
今はフルリモート勤務で、自宅で働いています。
介護職時代のように、毎週整体へ通わないと体がもたない生活ではなくなりました。
もちろん、IT業界に入ったからといって、急に今までできなかったことができるようになったわけではありません。
今でもわからないことはたくさんあります。
エラーも出ます。
調べることだらけです。
でも、「昨日までできなかったこと」が、少しずつできるようになる仕事です。
昔の私は、WEBサイトがどうやって動いているのかも知りませんでした。
それが今では、このサイトのようなWEBサイトを一人で作れるようになっています。
未経験からでも、本当にエンジニアになれるのか?
結論から言えば、なれます。
もちろん簡単ではありません。
勉強は必要です。
最初は意味不明な単語ばかり出てきます。
(私はIT用語が本当に苦手です。)
でも、最初から完璧に理解している人なんてほとんどいません。
むしろ、最初はわからないことにしか遭遇しません。
小さな「わかる」が増えていくと、ある時知識と知識が繋がることがあります。
IT用語が大嫌いだった私は、IT用語を調べてもまた別のIT用語で説明されていることに本当に嫌気がしていました。
それでも少しずつ知識を積み上げて、ここまで来ました。
だからもし今、
- 「ITエンジニアって気になる」
- 「でも自分には無理そう」
- 「未経験だし不安」
そう思っているなら、まずは小さく触ってみることをおすすめします。
実際にサーバーを借りて、自分で動かしてみる。
小さくても、自分のサイトやシステムを作ってみる。
その経験は、想像以上に大きな財産になります。
私自身、最初に作った「テキストファイルで保存するだけのシステム」が、人生を変えるきっかけになりました。
まずは自分で「動くもの」を公開してみよう
未経験からエンジニアを目指すなら、最初の一歩は「実際に作って公開すること」です。
小さなシステムでも、サーバー上で動かして公開する経験は大きな財産になります。